パラオからのメッセージ

On 2015年1月5日

 

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戦後70年「日本人になりたかった」

 

 国旗3パラオ共和国の国旗

〈君が代は 千代に八千代に さざれ石の~…〉

明快な日本語で「君が代」を歌い上げた94歳になる老女は、続けて「海行かば」を口ずさみ始めた。

〈海行かば 水漬(みづ)く屍(かばね) 山行かば 草生(くさむ)す屍~〉

歌詞の意味は理解しているという。

ロース・テロイさん。

「テルコ」という日本人名も持ち、「日本人になれるものならなりたかった」と言った。

「緑の島のお墓」を作詞したアントニア・ウエンティさん(85)は「蛍の光」と「仰げば尊し」を歌って涙を浮かべ、童謡の「浦島太郎」を歌って、「この歌は、『両親がしてはいけないということはやってはいけない。罰が当たるよ』という意味を含んでいる」と言った。

テロイさんのいとこにイナボ・イナボさん(故人)という男性がいた。

元パラオ共和国政府顧問で、生前は、「日本軍と一緒に戦いたかった」と何度も口にしていたという。

イナボさんは平成7年8月15日、靖国神社での戦没者追悼中央国民集会に参加した際、 雑誌のインタビューにこう話している。

「日本には大切なものが4つあります。天皇陛下と靖国神社と富士山と桜の花です。 アメリカ人から『日本は小さな国だけどもルーツ、根っこがあるから強い。 それは天皇陛下と富士山と桜だ。それはアメリカにはない』と聞きました。

日本人の戦いぶりはアジアの人々は皆知っているんですよね。それで日本を尊敬しているわけです。

皇室と神社がある限り日本は倒れない。

日本人が安心していられるのは、天皇陛下がおられるからですよ。 天皇陛下がおられて、靖国神社があるからこそ日本は尊く、外国からも尊敬され、強い国となっています」

イナボさんの日本への思い、そして歌詞の意味を確かめるように一言一言を丁寧に歌ったテロイさんとウエンティさん。

2人の心に去来するものは何か。

天皇、皇后両陛下のパラオご訪問が検討されていることに話が触れると、 「最初、いらっしゃると聞いたときはだれも信じられなかった。まさかという気持ちで驚いた。 天皇陛下にお目にかかれることを非常に楽しみにしている」と興奮気味に話した。


パラオアントニア・ウエンティさん

平成26年12月15日、パラオ共和国

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ペリリュー島は「忘れられた島」とも呼ばれてきた。多大な損害を受けた米軍が口をつぐみ、日本側も生還者が少なく、証言に限りがあったからだ。だが、島民たちは、70年前に起きたことを忘れてはいなかった。

平成21年から25年まで駐日パラオ大使だったミノル・ウエキさん(83)は言う。

「日本軍は、ペリリューの島民を全員、疎開させることで保護してくれた。だから島民に死傷者は出なかった。日本軍への感謝は何年たっても忘れない」

 

産経ニュースより転載

http://www.sankei.com/life/news/150103/lif1501030009-n1.html

 

白人の植民地政策と日本人の『殖民』地政策の違いを「パラオで日本人が何をしてきたのか?」を確認することで学べます。

http://www.sankei.com/premium/news/150103/prm1501030027-n1.html

 

 

お奨めの書籍

日本を愛した植民地  荒井利子 著  新潮新書

 大日本帝国の統治下にあったパラオ諸島を含む南洋の島々は、戦争で甚大な被害を受けた。それでも「日本の時代が一番良かった」と島民は言う。その前のドイツ支配下、あるいは戦後のアメリカの影響下とはどこが違うのか。古老の話から浮かび上がるのは、教育、経済、インフラ、文化をもたらした日本からの移民と島民との穏やかで豊かな日々だった  ―数多くの貴重な証言から、植民地支配に新たな視点を提示する1冊。

 

「正しい日本の歴史」 (目次)

http://rekisi.amjt.net/?page_id=9

 

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