大東亜戦争、もうひとつの俯瞰図
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アジアの安定は、欧米の没落を招く
筆者は、大東亜戦争を500年前から眺めたとき、「 日本・韓国・中国だけでも経済が回り、人々が幸せに暮らせるのではないだろうか 」 と考えるようになった。
そこに3国が核となりアジア全体が1つの経済圏として確立した時、欧米列強(白人国家)の入る隙間はまったく無くなることに気が付いた。
ここに、同じ有色人種のインドや中東諸国が入ってきたならば鬼に金棒である。 イスラム教もキリスト教も喧嘩をしないと約束してくれるならば大歓迎である。
これは欧米諸国の完全なる衰退を招き、有色人種が大繁栄することを意味する。 白人諸国にとっては、絶対に阻止しなければならない事態である。
このことに気づいたアメリカは、狡猾な策を弄した。
大中華の中国と小中華と呼ばれた韓国は同一意見 ・ 感情を持ち、対する現代日本との軋轢の構図は、戦後、連携を組まぬよう誰かに意図して作られたものと考えると、すべてがしっくりとくる。
中国、日本、韓国、この感情論での憎しみ合いは、アメリカやロシアのプレゼンスの確立、そして欧米諸国の利益にとって大変好ましいものである。
この3国間の軋轢は、20世紀前半の「つくられた歴史認識」からきていることを考えるとき、この考えが証明される。
韓国の歴史は反日意識に燃えていた戦後すぐのアメリカが、中国の歴史はソビエトの多大なる影響下にあった中国共産党が戦後に定めたものである。
日本に隣国との争いが続くとき、遠くにある利害関係国は、平和であり、アジアで多大な利益をこうむる。
逆に、隣国との関係が安定してしまった時、遠くにある利害関係国は危機感を募らせ、多大なる利益も失うこととなる。
これは、歴史と地政学が証明している。
だからアメリカは、日韓が仲良くすることを望んでいない。
日中が仲よくすることも、望んではいない。
田中角栄がロッキード事件で失脚した理由も、ここにある。
しかし、平和を好む我らアジア諸国の連携の先にあるものは、アメリカやヨーロッパ諸国との対立の構図ではない。
ここが、戦争を好む白人国家との違いである。
正しい歴史をしっかりと確認し、日中、日韓の関係を本物とすべき時なのである。
そして、欧米諸国と協力し合って、今までのように、ただ欧米の利益の為だけの意見に追従するのではなく、アフリカ・中近東諸国を含めた真の世界平和と発展のために共に考え、共に歩む時が来ているのである。
アメリカに、先見性はなかった
アメリカが、ソ連およびイギリスを可及的速やかに助けるべく対独戦に参戦する大義を得る為、日本の生命線(石油)を絶たなければ、パールハーバー攻撃は無く、大東亜戦争は無かった。
さすればヨーロッパ列強の、アジア、東南アジア、そしてアフリカ大陸の植民地権益は、もっともっと長い時間、白人国家の植民地として無事であった。
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それだけでは済まない。
アメリカが、「反共同盟」を結んでいた日本とドイツを壊滅させたため、アメリカが最も忌み嫌ったソビエト共産主義勢力の防波堤を無くし、世界を戦争と核とイデオロギーの恐怖に陥れ、何千万人という多くの尊い命を失った。
ヨーロッパ列強(白人国家)はアメリカの甘言に乗らず、そして、ヨーロッパ列強の為政者たちは、有色人種の日本人を家畜程度とバカにしABCD包囲網さえしなかったならば、日本は、生き残るための東南アジアへの進出、そして白人国家との戦争はしなかった。
日本はただ生き残るために、全アジアを解放し(八紘一宇)、アジア地域での経済圏を確立すべく(大東亜共栄圏)、欧米列強と戦い、アジア諸国の独立を守ろうとしたのである。
アメリカが、日本を戦いの場に引きずり込みさえしなければ、白人国家は有色人種である日本に負けることもなく、植民地を失うこともなかったはずである。
「身から出たさび」とはこのことである。
ヨーロッパ列強のすべての国は、大東亜戦争で日本に負けただけでなく、(※ 日本が負けたのは、アメリカ合衆国、ただこの一国のみである。 当然、中国にも負けてはいなかった ) 白人国家最強の陸軍を持つロシアを破った日露戦争以降、特に大東亜戦争における日本の奮戦を見た有色人種に民族意識を持たれてしまい、結果、豊かな富の源泉である広大な植民地を失い、失意のどん底に経済までもが落とされ、それまでの有色人種からの搾取による盛大なる繁栄が見事に霧消してしまった。
儲かったのは、「領土」 と 「共産主義」 を世界に広げることが出来た、ソビエト共産主義国家 と、そのおこぼれに預かった 中国共産党 だけであった。
アメリカも、自国の領土や植民地支配はほとんど失わずに済んだだけでなく、日本と韓国を実質的には手中に収めることにも成功した。
そして、太平洋上の中国への拠点として、念願であった、沖縄を手中に収めることまで出来た。
ただ一つ残念であったのは、ソ連に先を越され、中国の利権を取ることには失敗したことであろう。
その上、日本の戦争責任を追及するために、喉から手が出るほど欲していた台湾を、シナ国民党に渡してしまったのは、重ね重ね、おしかったろう。
救われたのは、「日本人の精神」を学び、植民地の地獄から独立を勝ち取った、アジア・アフリカ・中東地域の有色人種たちであった。
欧州列強はいまだにこのことで日本を恨んでいるようだが、
恨むのなら、政権スタッフと官僚たちがコミンテルンに見事に支配され、大統領までが親ソ派となり、ソビエトに見事に操られてしまい、日本とシナへの方針を大きく誤ったアメリカ合衆国のルーズベルト大統領に対して、していただきたい。
そしてアメリカを手玉に取ったソビエト連邦に対し、怨嗟の声をあげていただきたいものである。
ただし、日本も、朝日新聞や近衛首相そしてその取り巻き連中、一部の軍人官僚達 (革新派) がソビエト・コミンテルンの強い影響下に置かれ、日本人にデメリットとなる大きな負の影響を与え、五・一五(海軍)や二・二六(陸軍)事件を起こし、日本にとって大切な人を殺害しただけでなく、日中戦争の泥沼にはまり、アメリカと戦い、ソ連を攻めなかった禍根は残る。
もっと深い話をしよう
(その1)
アメリカはなぜ、太平洋戦争が終わった後、「 シナ国民党軍への援助を止めたのであろうか?」
あのまま援助を続けていたら、きっと、いや間違いなくシナ共産党軍を駆逐して、シナは親米の国民党政府が支配する自由主義連盟所属の国となっていた。
アメリカに余力が無くなっていたというのなら、理解ができる。
しかしアメリカには、第2次世界大戦用に作られ使われなかった有り余る数の、戦車・戦闘機・爆撃機・輸送車両・艦船・重機関銃・小銃・迫撃砲・ミサイル弾ほか、ありとあらゆる武器弾薬が溢れかえっていたのである。
アメリカの援助が止まった国民党軍は、ソ連の援助と日本が築き上げた満州の豊かな工業力と日本人により教育を施された人々を得ただけでなく捕虜にした旧日本軍兵士の助力を得た 「シナ共産党軍」 に苦戦を強いられ、最終的には駆逐され、シナ全土が共産党軍の支配下となってしまった。
アメリカの支援が止まった国民党軍は、共産党軍に駆逐され台湾に逃げ込み、日本が「放棄」させられた、軍事力を持たない台湾を「軍事力を背景」に武力制圧し、優秀な台湾人を大量に拷問にかけ虐殺し、台湾全土を支配した。
※ 『 平和憲法 』 を持っていても、相手の都合だけで侵略される現実は、ここだけを切り取ってみても良く解る。
シナ共産党軍(共産党政権)と、実は、裏で手を握ってきた、とっても仲良しなアメリカ合衆国。
そのアメリカに踊らされて、アメリカのプレゼンスを確立するために日中韓が常に争うようになっていたとしたら・・・
世界は自国の利益を最大限に確保するための悪意で満ち満ちている。
日本人だけは、他国のことを常に第一に考えるから負け続ける。
「国家には永遠の友も永遠の敵もいない。あるのは永遠の国益のみ」(英元首相・パーマストン卿)
この観点から今の国際情勢を眺めてみると、今までと全く違った世界が見えてくる。
(その2)
第2次大戦後、長らく『冷戦』の時代が続いた。
超大国アメリカと世界を2分する【ソビエト連邦共和国】の台頭である。
ソ連も超大国であり、強大な軍事力を持つ、恐ろしい国であった。
はずである。
しかし、
ソ連駐在の大使館員や商社やメーカーの人間たちがソビエトに行くと、共通の疑問を持った。
「アメリカと並び立つソビエトに行って、大変に驚いた。
ソビエトは、イメージしていた大国とは程遠く、貧しく、どんよりと暗く、薄汚く・・・・・・
とてもアメリカと覇を競えるような大国では、無かった。」
こんなところから、歴史の裏事情を眺めてみるのも、面白いかもしれない。
お勧めの書籍
近衛文麿の戦争責任 中川八洋 PHP研究所
大日本帝国の国家戦略 武田知弘 彩図社
「正しい日本の歴史」 (目次)
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