検閲 2 高給取りだった検閲の仕事
↑ 応援クリック お願いします!
検閲にあたった日本人には、とても高い給料が支払われていました。
最大手の三井銀行や住友銀行の頭取がもらっていた年収が2万円に届いていなかった当時、彼らには3万円の年収が支払われたのです。アルバイトでもらっていた金額の方が、たいへんな高給取りである大手銀行の頭取の1.5~2倍も高かったのです。
GHQは、このような高い給料を払って、「 高い給料をもらいたかったら、言われたとおりに、まじめに検閲をやりなさい 」 と、徹底した検閲を行わせいたのです。 当然、この高給は、日本人の税金から支払わされていました。
この検閲に携わる日本人には2つのことが厳重に指示されています。
一、外では検閲のことを、一切話してはならない。
二、検閲条項に少しでも違反するものは、決して許可してはならない。
もし、どちらか1つでも違反した場合は、それは、即、仕事を失うことを意味したのです。
家に帰ってつい家族に検閲のことを話したり、「日本も良いことをした」 という記事や、「アメリカも悪いことをしたではないか」 などという記事を見逃したら、即、クビになったのです。
当時は、敗戦の痛手から一面焼け野原で家も服も食べ物もなく、仕事すらなかった時代です。 頭取よりも高い給料をくれる会社どころか、働く場所さえなかった時代です。 彼らは必死になってGHQの言いつけを守り、徹底した検閲作業を行いました。
高い給料に惹かれ、日本国民を欺き、日本国民に 「ウソの歴史」 を叩き込み、日本をダメにする手伝いをしてしまった。 その後ろめたさと、高級をもらったアメリカへの感謝の気持ちから、彼らは占領が終わった後も、「検閲のことを誰かに伝える」 ということは、一切しませんでした。
私達が全く知らないところで、GHQは、徹底的した 『言論弾圧』 を行い、日本人をコントロールし、徹底した 『洗脳』 を行ってきたのです。
戦前の日本の検閲は、検閲のガイドラインが示され、検閲を行っていることを国民に周知した上で、公正明大に行ってきました。
対するGHQの検閲とは、検閲のガイドラインどころか検閲を行っていることすら、ひた隠し、日本人の考え方がアメリカにとって都合の良い方向となるよう、陰湿極まりない手法で行われたのです。
このとき徹底して刷り込まれた記憶が、子供、孫にまで伝わり、学校で繰り返し教えられ、マスコミが報道し続け、今では日本国民全体の歴史認識・国家認識となり、結果、愛国心 (郷土愛) のない、自信を喪失した、拝金主義で自分勝手な、精神に悩みを抱えた日本人の大増殖を見たのです。
この先にあるのは、第2次ポエニ戦争でローマに敗け、今の日本と全く同じ状態 ( ※ 国家存立の基本である国防をローマに委ねる、民族の誇りを捨て商売にのみ走り拝金主義となる ) に陥った後、ローマにより滅亡させられた、貿易で大発展を遂げた 「カルタゴの悲劇」 しかありません。
「正しい日本の歴史」 (目次)
http://rekisi.amjt.net/?page_id=9