南京大虐殺の真実 25 北京春秋

On 2013年9月4日

 

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北京春秋 犠牲者に名を与えよ


 南京事件70周年の翌日の南方都市報に、朱 学勤 ・上海大学歴史学部教授の論文が掲載されていた。

その論は決して親日的なものではないとはいえ、深く共感した。

 

「 パール・ハーバーの記念碑には犠牲者の姓名がしっかり刻まれていたのに、南京大虐殺記念館には30万人の犠牲者の名前はない 」

 

 朱教授によれば、中国は世界有数の戸籍管理の厳しい国であり、犠牲者の姓名を調べようとすれば、可能であるはずだという。中国政府は長く、民衆が南京事件に言及するのを禁じてきた。それが許されたと思ったら、いきなり犠牲者30万人という数字が出てきた。

朱教授は 「 数字が大切なのか犠牲者を悼む気持ちが大切なのか 」 と訴え、政治宣伝の具と化している南京事件に中国人自身が追悼の念を失いかけている点を鋭く突いている。

 広島の原爆記念館にも靖国神社にも犠牲者・戦没者の名簿はある。  知らない人の名を見て初めて感じる痛みがある。  3億元の財政的余裕があるなら、記念館の拡張ではなく、犠牲者の身元調査費に投じるべきだった。

 だが、70年間そうしてこなかった中国政府の怠慢を、中国人のほとんどは問題視しない。  曖昧模糊(あいまいもこ)な南京事件でこの一点こそ、まぎれもない本質のひとつではないのか。 

( 平成19年12月20日、福島香織  外信コラムより引用 )

 

 

 

 南京事変の総まとめ!

ねずさんの独り言

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「正しい日本の歴史」 (目次)

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