ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム 東京裁判⑤

On 2013年8月11日

 

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判とは、本来、どのように行われるものなのか?

 

裁判をするには、法律がなければいけません。

そして、その法律に基づいて審議し、その過程では被告人の意見と弁護人の意見を聞き、証拠を確認し、法律に基づいた判決を出さなければいけないのです。この手続きがあるから、私たちは裁判を信じ、裁判結果を受け入れてきたのです。

残念ながら、東京裁判では、このすべてが無かったのです。

しかし、そのような状況であったことを 『 GHQの検閲 』 により一切知ることが出来なかった私たち日本人は、東京裁判が行われ、判決が下ったことで、明治以降から終戦(敗戦)までの日本をどう捉え、どう歴史を認識したのでしょう。

「 アジアの国々を植民地にすべく侵略し大変な迷惑をかけ、特に中国・韓国・台湾の方々には艱難辛苦(かんなんしんく)を与えてしまい、大変申し訳ありませんでした」「戦前までの日本人の考え方、日本人の生き方、精神力などというものは間違っていました 」では、なかったでしょうか。

実は、この裁判を行い、判決を出したことで、連合軍( 実はアメリカ合衆国 )が狙った通りに『 日本人の考え方 』を、根底から変えることが出来たのです。もちろんこの裁判だけではなく、完璧な検閲と焚書 ( 占領軍にとって 「 不都合な真実 」 が書かれている歴史書籍7000種余りを燃やし、無かったことにすること ) を併せて行うことで、完璧なまでに「 日本人はダメな国民である 」という考え方を植え付けることに、成功したのです。

その証拠に、老若男女を問わず、日本を誇りに思える国民が極端に少なくなってしまったばかりか、完全に日本を否定した裁判結果を受けて、私たち日本人は誇りを喪失してしまいました。

結果、『  礼節や義を大切に思う古来よりの日本人の高き精神性  』 は崩壊し、世界から称賛されていた 『  恥の文化  』 が消滅し、強きをくじき弱きを助ける 『  武士道精神  』 や 国旗・国歌 までも軍国主義に繋がるなどという途方もない勘違い解釈が王道となり、世界最古の歴史と伝統を誇る天皇制の変革を画策するようになり、「 日本を否定することが正義 」となり「 日本を批判することが良心 」となり、『 誠の精神 』で『 勤勉実直 』『 率先垂範 』『 実践躬行 』『 言行一致 』などという倫理規範を持っている日本人などは、今や絶滅危惧種となってしまったのです。

そればかりか、いまだに日本の歴史(国史)の授業は義務教育課程にはなく社会科の中に埋没し、高校の日本史でも明治以降の歴史は、あたりさわりの無いようにチョロッと流すだけになってしまっています。

挙げ句の果てに、韓国や中国だけが怒っているからという理由で、「アジア諸国の意見」「近隣諸国の感情に配慮する」などとのもっともらしい理由をつけ、この二ヵ国を慮って書き直した内容でしか祖国の歴史を教えることが出来ない、国家主権を中国と韓国に明け渡した教科書作りになってしまっているのです。

韓国の中学校の国史では、300ページの教科書のうち日韓併合時代はなんと100ページも占めているというのに、です。 かつ、中国も韓国も国史の内容に関してはどんなに史実に反していても、日本には一切口を出させない。韓国人や中国人が創作した「国史がまさに正しい」と私たち日本人までもが信じ込んでしまうような状態を、日本政府と外務省が作りだしているのです。 (※ 実は、国際法に基づき、日中・日韓ともに、『 内政不干渉 』がそれぞれの国と結んだ条約に謳われている事実を、私たちはキチンと知るべきです)

東京裁判の持つ意味は、まさにこの一点にあったのです。

人々の判断そして記憶に最強の影響力を持つ『 裁判の判決 』を最大限に利用することで、「 過去の日本人は悪かった 」という考え方を日本人に強力に植え付け、日本人としての誇りや自信を、見事なまでに喪失させることに成功したのです。

その為だけに行われたのが、東京裁判なのです。

東京裁判は、大成功のうちに幕を閉じました。

東京裁判での裁判官で唯一の国際法の専門家であったインドのパール判事は、昭和二27、再来日した際に、日本人の気高かった精神の惨状を目の当たりにして、「 東京裁判の影響は原子爆弾の被害よりも甚大だ 」 とのコメントを残しています。

 

 

 

「正しい日本の歴史」 (目次)

http://rekisi.amjt.net/?page_id=9

 

 

 

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