ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム 東京裁判④

On 2013年8月10日

 

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東京裁判の意味

 

 正しい判決が下されたと私たちが信じて疑わない 『 東京裁判 』 とは、いったいどのようなものだったのでしょう。

 様々な書籍に、「 東京裁判とは、日本人へ贖罪の歴史感を植え付けるための最終仕上げであった 」と書かれていますが、その意味とは、いったい、なんだったのでしょうか?

 

 東京裁判とは、大東亜戦争の敗戦国である日本の指導者を、国民の目の前で、国民がより強烈に覚え続けるよう、もっともらしく『 裁判 』の形を整えて、復讐劇とわからないよう裁くことだっただけなのです。

『 裁判 』で戦争犯罪人が裁かれるという事態は、有史以来、初めての試みであり、一見すると、文明がもたらした画期的な出来事にも映るでしょう。

ついに文明がここまで進んだかと、感慨深く思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

第二次世界大戦とは、今までのような「 野蛮な戦争ではなく正義を実現するための文明人による戦争 」と、私たちは誰もが考えるようになりました。

そして、日本人がいかに悪いことをしてきたのかが、しっかりと、私たち日本国民の心の奥底にまで刷り込まれました。

 

しかし、事は、そんな簡単なことではなかったのです。

 

私たちは、文明により 「 戦争犯罪人を裁いてくれた 」 と、いまだに信じています。いや、正確には、信じさせられたのです。

もっとも問題なのは、裁判所というところは 『 犯罪人を法律に基づき裁く所 』 であるにもかかわらず、東京裁判では、戦争における「犯罪人を裁く所ではなかった」ということなのです。

東京裁判とは、戦勝国の人間たちが戦争中どんなに悪逆な犯罪行為をしていても、正義の名の元にすべてが正しい行為と規定され、告訴することさえ許されず、負けた国の人間たちだけが、後から法律を作られ「 犯罪者 」として裁かれた裁判であったのです。

また、戦犯の容疑者は、単に、連合国軍の都合だけで選ばれました。

戦争遂行に対し、実績のある者よりも、人気のある者又は名の知られている者の中から戦勝国各国の思惑により容疑者として選んで、判決を下したのです。検察官がこの被告を選び出した基準は、罪責の有無や軽重ではなく、東京裁判の舞台に上らせたときのスター・バリューだけを考慮したのです。

戦争に関しての有名人の「 裁判 」が、日本で、日本人の目の前で行われれば、日本人への 『 洗脳教育 』 がより深く浸透し、占領政策(ウィー・ギルド・インフォメーション・プログラム)に都合が良かっただけのことであり、実は、容疑者など誰でもよかったのです。

また、戦勝国各国の恨みが晴らせるよう、それぞれの戦地で活躍した有名人を裁判の名の元に殺害すれば、戦勝国各国も溜飲を下げることが出来ます。

    要は、体の良い復讐と、日本人に対し「 いかにお前たちは悪かったのか思い知れ 」と徹底して教育し、二度とアメリカの世界戦略(侵略)に対して立ち上がれないよう骨抜きにする事だけが目的だったのです。

 

  東京裁判を見事に言い表している言葉があります。中国を愛してやまず、孫文(中華民国建国の父)と交友を持ち、蒋介石を始めとする中国からの留学生を個人的に世話し、日中の懸け橋となるべく生涯をかけた松井岩根陸軍大将の、私設秘書を務められた田中正明氏の『パール判事の日本無罪論』(小学館文庫)から引用させて頂きます。

「 敗戦後、日本人が民族的自尊心を失い、卑屈になり、劣等感に陥ってしまったことは否定できない事実である。 敗戦を通じて、過去の日本の誤りや失敗を正しく反省することは、当然のことであり、それは正しいことである。 だが、不当なる劣等感に陥り、誤った罪悪感を抱くということは行き過ぎである。 自分が罪を犯したという意識をもてば、卑屈にならざるを得ない。 この意識をことさら煽り立て、事実まで捻じ曲げて、過去の日本のすべてを罪悪背あると決めつけたのが東京裁判である。

たしかに、アメリカの占領政策は、日本国民を骨抜きにしようということが、その大きな狙いの一つであった。 権力や法律に弱い日本人の習性と相まって軍事裁判といういかめしい外貌をまといつつ行ったこの占領政策は、日本民族の弱体化に100パーセントの効果を収めることに成功したのである。(中略)

多くの国民は、満州事変はもちろん、日清戦争や日露戦争まで、すべて日本の「 侵略戦争 」であったと信じ込むようになった。 今なお学校ではそのような教育を行っている。 また、太平洋戦争は、アメリカやイギリスの民主主義と日本の帝国主義との戦いであって、日本が悪かったのだと頭から決めてかかっている。 すなわち日本は、明治このかた、世界に顔向けできないような、侵略戦争という罪悪を積み重ねてのし上がってきた国であるという迷信を、骨の髄まで叩き込んだのが、この東京裁判である。 これを多くの日本人は、平和と人道による正しい裁判である、と盲信した。 そして日本人はすべて、この断罪に服することによってのみ更生することが出来ると信ずるようになり、「一億総懺悔 」というような言葉が、まことしやかに唱導され、国民はこれに服したのである 」

 

 

お奨めの書籍

マッカーサーは慰安婦がお好き 高山正之 著 新潮社

マッカーサーの呪いから目覚めよ日本人! 桜の花出版

 

 

 

 

「正しい日本の歴史」 (目次)

http://rekisi.amjt.net/?page_id=9

 

 

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