ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム 東京裁判②
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東京裁判の根拠法となった、戦後に作られた法律「チャーター」
(イ)平和ニ対スル罪
即チ、宣戦ヲ布告セル又ハ布告セザル侵略戦争、若ハ国際法、条約、協定又ハ誓約ニ違反セル戦争ノ計画、準備、開始、又ハ遂行、若ハ右諸行為ノ何レカヲ達成スル為メノ共通ノ計画又ハ共同謀議ヘノ参加。
(ロ)通例ノ戦争犯罪
即チ、戦争ノ法規又ハ慣例ノ違反。
(ハ)人道ニ対スル罪
即チ、戦前又ハ戦時中為サレタル殺人、殲滅、奴隷的虐使、追放、其ノ他ノ非人道的行為、若ハ犯行地ノ国内法違反タルト否トヲ問ハズ、本裁判所ノ管轄ニ属スル犯罪ノ遂行トシテ又ハ之ニ関連シテ為サレタル政治的又ハ人種的理由ニ基ク迫害行為。
上記犯罪ノ何レカヲ犯サントスル共通ノ計画又ハ共同謀議ノ立案又ハ実行ニ参加セル指導者、組織者、教唆者及ビ共犯者ハ、斯カル計画ノ遂行上為サレタル一切ノ行為ニ付、其ノ何人ニ依リテ為サレタルトヲ問ハズ、責任ヲ有ス。
項目(イ)(※いわゆるA級戦犯)の容疑で逮捕状が出た戦犯容疑者名は、連合国軍最高司令官から終戦連絡中央事務局を通じて日本政府に通達され、本人には連合国軍の中でも最初に東京に駐留を開始したアメリカ軍の第八憲兵司令部への出頭命令という形で伝達され、外国人を含め145名の逮捕者を出した。
項目(イ)の容疑者が、巣鴨拘置所に逮捕監禁されたのと同時に、項目(ロ)(ハ)の戦犯容疑で、およそ5,600人が各地で逮捕投獄された。横浜、上海、シンガポール、ラバウル、マニラ、マヌス島、タイピン(マレーシア)、クアラルンプール等々南方各地の50数カ所の牢獄に抑留され、約1,000名が軍事裁判の結果、死刑に処された。第1次の軍事裁判である。
国内で戦後逮捕された者は家族に 「ちょっと出掛けて来る」 と言い残して、まさか自分が戦犯で裁かれようとは夢にも思わなかった者が多い。 死刑判決を受けた戦犯の多くは遺書・遺髪等を遺すことが許されず、遺骨も秘密裏に焼却・埋葬された。 戦犯達は隠し持った鉛筆あるいは自分の血で紙切れやトイレットペーパーに密かに遺書を書き、教誨師などに託して遺族に届けてもらったが、それも一部の者だけであった。
『極東国際軍事裁判』に項目(イ)の容疑で起訴となった人々
関東軍関係
特務機関
陸軍中央
荒木貞夫、松井石根、畑俊六、木村兵太郎、武藤章、佐藤賢了、橋本欣五郎
海軍中央
総理大臣
広田弘毅(外交官)平沼騏一郎(司法官僚)東條英機(陸軍) 小磯国昭(陸軍)
大蔵大臣
内大臣
外務大臣
外交官
企画院総裁
民間人
大川周明(思想家)
上記の28名が、昭和21年4月29日(※昭和天皇の誕生日)、起訴された。
昭和23年12月23日(※現天皇陛下の誕生日)、東条英機他七名の絞首刑が執行された。
12月23日に死刑が執行されたことについては、皇太子明仁親王(現天皇陛下)の誕生日に合わせた事で、後の時代の天皇の誕生日と同じ日にA級戦犯が処刑されたという記憶を未来永劫国民に残し、天皇や皇族に対する国民感情を悪化させるGHQの巧みな(陰湿極まりない)意図 (※ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム ) があったとされる。
また、GHQの検閲により東京裁判に対する一切の批判は封じ込められ、経過報告もされず、裁判結果のみが大々的に報道され、日本軍がいかに残虐であったか、日本人はいかに軍による大本営発表に騙されたかが、繰り返しラジオ番組で音楽までつけて放送され、連日、大々的に新聞・雑誌の紙面を飾った。
終戦直後の日本人は、日本軍の残虐行為に頭を垂れ続け、東京裁判の結果を 『 裁判 』 であるから間違いないと素直に受け入れ信じてしまい、日本人すべての歴史認識が、GHQにとって都合の良い方向に形成されていった。
私たちが思う「東京裁判」とは
戦後行われた「戦犯を裁くための裁判」としてあまりにも有名なのが、東京裁判です。
戦後の日本人は、ここでは文明の元に正義が行われ、裁かれた東条英機以下戦犯たちは、世界の人たちに対する戦争犯罪人であると教わり、NHKでもテレビで 「 いかに日本軍が悪かったのか 」 のみが、繰り返し放送されているので、間違いないと信じてきました。
特にA級戦犯は最も悪人であり、靖国神社に合祀するなどもっての外であると教えられてきました。
私たちは、弁護士まできちんとつけ、論理的に法律に基づいて 『 裁判 』 が行われた結果、有罪の判決が出ているのであるから、戦争犯罪人たちの犯罪を信じ、日本軍の犯した犯罪行為を絶対に許さず、その犯罪行為に加担した私たち日本人全体が反省し続けているのです。 「 裁判は、絶対に正しい 」 ・・・ 私たちは、そう心の底から信じ続けています。
いまだに学校で教え、新聞が書き立て、テレビの報道特番で放送され続けているのですから、 「 判決に間違いはない 」 と私たちは信じ込んでいます。まさか学校や新聞やテレビが嘘をつき続けることはないと、信頼しているからです。
私たちが学び、信じ続けてきたこの歴史を、果たして、本当に、信じてもよいのでしょうか?
「正しい日本の歴史」 (目次)
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