特攻1 プロローグ
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私たちは、かわいそうな人でも何でもありません。
今の時代から見れば、そう考えるのかも知れませんが、
当時は国の為に命をささげることに大いなる価値があった。
やはり物事を正しく見るには、
当時の状況を前提に考えないと当事者の気持ちまで理解するのは難しい。
その時代の雰囲気、戦況、そういうものの中にあって初めて生まれる心境です。
平和な時代とは前提が違う。
今の若い世代の皆さんも、もしあの時代に生きていれば、
同じ心境になったと私は思います。
(『特攻最後の証言』古武登志夫著より)
私たちが知っている特攻隊員
私たちが知っている『特攻』の知識は、
太平洋戦争末期、敗色濃くなった戦況を打破し、大日本帝国勝利の為、自らの命を捨て敵艦に突入した帝国軍人。
最期の言葉は、「天皇陛下、万歳!」
軍によりマインドコントロールされ、軍国主義に染まり、大日本帝国が勝つと信じ、死ぬこともいとわない狂気となり、敵艦に突入していった若者たち。
このような感じだったのでは、ないでしょうか。
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特攻を受けた護衛空母ガンビア・ベイ
真実の特攻隊員とは?
特攻隊に志願した若者たちは、鬼でも悪魔でもなく、ましてや軍に騙されていたわけでも、感情のない機械の一部品でもなかったのです。
ただ一途に、大東亜戦争が劣勢となる中、愛する人を、愛する子らを自分の命に代えて守りたい。大切な故郷を、そして祖国を、アメリカの魔の手から守りたいと心から念じ、特攻隊員に、自らの強い意志を持って志願したのです。
アメリカインディアン、フィリピン、そしてハワイの惨劇を知っていた彼らは、もしこのままアメリカ軍が日本本土に上陸したならば、女は幼子に至るまで強姦され、多くの混血児が生まれ、歯向かう男は獣の如く虐殺され、意気地のないアメリカ人の言いなりになる日本人だけが生き残るだけとなり、日本が独立国家として立ちいかなくなることを、はっきりと認識していたのです。
特攻に出撃した若者の真実の姿とは、「愛する祖国を守る為に命を捧げる」覚悟を、強い意志(決意)として持っていましたが、私たちが教えられてきたほど、軍国主義一辺倒には染まっていなかったのです。
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学徒出陣組に至っては、当然、自由で楽しい娑婆(しゃば)の空気を、身をもって知っていました。
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しかし、今の大学生では足元にも及ばない高い教養と知識、高い志(こころざし)と強い意志、幼少より鍛えられた非常に優れた運動神経、そして、今の日本人がGHQのマインドコントロールによって持つことが出来なくなってしまった『愛国心』(※家族愛・郷土愛)を、溢れんばかりに持っていたのです。
現代でしたら、みんなから尊敬される、超エリートになれたでしょう。
日本が負けることを感じていた隊員も、多かったのです。
しかし、「負けるにも、負け方がある!」
大東亜戦争が終わった後の日本人が、故郷の家族が子供たちが、愛する恋人が、かわいい弟や妹たちが、アジアの植民地のような白人の奴隷とならず、白人に一目置かれる存在となる為には、
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「日本人の本気の恐ろしさを、この一撃をもって見せつける!」
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多くの特攻隊員は誇り高き勇者であり、大義の為、死ぬことをいとわず、祖国を守り抜く決意をもって飛び立っていったのです。
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物量豊富な米軍の反攻を受け、戦勢日々傾く状況の下では、とてもこの戦争に勝てるとは思えなかったが、美しい郷土の山河を、優しい父母の住む町を、むざむざ敵に蹂躙させてたまか!
国家危急存亡のとき、若者が奮い立たなかったら、大和民族の歴史に拭いきれない汚点を残すことになる。 悩み苦しみ抜いた挙げ句、だれもがそんな気持ちで特攻隊を志願したものでした。
「 お前たちだけを死なせはしない。俺も必ず後から行く・・・・」
「 靖國の満開の桜の下で逢おう」
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九段/英霊来世AreiRaise
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「正しい日本の歴史」 (目次)
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